とある小学校脇のゴミ置き場で、ある夜爆発騒ぎが起こる。一方、近くの公園で、同じ時間帯に女性の死体が発見される。刑事・佐々木丈太郎(寺脇康文)は早速、被害者である西井すみ子の自宅に捜査に向かうが、家は雑然としており、すみ子の息子の翔太(齋藤隆成)が、一人、携帯ゲームに興じていた。リビングにはゴミが散らばり、キッチンはレトルトやインスタント食品が散乱。すさんだ現代家庭の現状を垣間見たようで、翔太のことを気にかけ始める丈太郎。そんな中、冷蔵庫に手作りのイチゴジャムを見つけ、丈太郎は違和感を感じる。丈太郎は病院へ向かい、すみ子の夫・西井伸一(遠山俊也)と翔太が、すみ子の遺体と対面する場に立ち会うことに。病院でも携帯ゲームの手を止めない翔太。しかし、一向に叱る気配のない伸一にしびれを切らし、丈太郎が「常識をわきまえろ」としかるものの、伸一は「子供だから」とかば...